事件

香港のデモ16日の場所はどこ?立法会までの約4キロを大行進

2019年7月1日(月)

55万人によるデモが行われました。

7月2日更新

2019年6月16日(日)

香港のデモ活動は、再び行われました。

 

日本時間の16日の16:00、

再び、ビクトリアパークから、香港立法会の前まで、

約4キロを行進したようです。

 

香港政府は、6月15日(土)、

逃亡犯条例』の改正案に関して、

無期限延期を決めて、公表したところ、

反対派は「完全撤回」を主張していました。

 

今回のデモでは、改正案の撤回に加え、

香港政府トップの『林鄭月娥行政長官』の辞任

 

さらには、

12日の大規模な抗議行動で、

警察が催涙弾などの武力を行使したことへの憤りを訴えました

 

●6月17日、デモの規模について、追記いたしました。

●6月17日、早朝まで続いたデモについて、追記いたしました。

●6月18日、林鄭月娥(キャリー・ラム)』行政長官の謝罪について

追記いたしました。

●6月19日、民主派団体は、23日(日)のデモは実施しないと発表しました。

追記いたしました。

●6月24日、次の大規模なデモを、26日の夜に、行うと発表しています。

『デモはいつまで続くのか?』を、追記いたしました。

●7月1日、香港では恒例の返還記念日によるデモが行われました。

詳細は、以下になります。

⇒ 『香港7月1日デモはどうなった?今度は55万人が参加!一部は破壊行為も?

 



16日のデモの場所は?

9日のデモで集まった場所の写真を見ると、

16日のデモでは、

その隣に、集まったことがわかります。

9日の写真

 

16日の写真

つまり、16日も、

ビクトリアパーク付近から、スタートして、

立法会の前まで、行進したことになります。

16日デモの人数は?

16日のデモの人数は、一部香港のメディアによると、

9日の100万人を超える見通しと伝えています。

 

その後、デモを主催した民主派団体の

民間人権陣線』によると、

今回のデモには、200万人近くが参加とのこと。

 

香港人口の4分の1にもなった、16日のデモは、

香港史上最大級となりました。

デモは17日の朝までも

デモ参加者の中では、数千人が、17日朝まで、

路上で抗議を続けた模様です。

それに対して、警官隊が、デモ隊をさえぎる様子はなかったと言います。

デモはいつまで続くのか?

23日(日)のデモは開催しない

民主派団体は19日(水)、

23日の日曜日は、デモを開催しないと発表しました。

 

一方、学生団体は、21日(金)に、

政府本部を包囲する抗議活動を実施すると発表しています。

 

3週連続の大規模デモは、回避されましたが、

混乱はまだ続く模様です。

26日(水)の夜に大規模なデモを実施予定

民主派団体は、23日(日)、

次の大規模なデモを、26日(水)の夜に実施すると発表しました。

 

『逃亡犯条例』改正案の『完全撤回』と、

『林鄭月娥行政長官』の、辞任などを求める内容に、変わりはありません。

 

26日のデモの狙いは、6月28、29日に地域首脳会議(G20サミット)があるため、

そこで、国際社会の関心を高めることで、

各国に対して、中国に圧力をかけるよう促す狙いがあると見ています。

7月1日(月・祝)にも、大規模デモを予定

7月1日は、香港が英国から中国に返還された記念日で、祝日になります。

この日は、毎年デモが行われていて、今年は返還22周年に当たります。

 

今年のデモは、69日の『103万人デモ』、6月16日の『200万人デモ』に続き、

多くの市民が参加する可能性があると、見ています。




政府の対応は?

香港政府は16日の夜、

トップの林鄭月娥行政長官が、以下のように、声明を発表しています。

「多くの市民の失望と心痛を招いたことを謝罪し、誠意と謙虚さをもって批判を受け入れる」

 

デモ隊の要求は、林鄭月娥行政長官の辞任が含まれていましたが、

そのことには、言及せず、声明を出すにとどまっているようです。

 

林鄭月娥(キャリー・ラム)』行政長官6月18日の謝罪

●618日(火)追記

中国・香港行政トップの『林鄭月娥(キャリー・ラム)』行政長官は、

『逃亡犯条例』の改正案をめぐる混乱について謝罪しました。

 

『林鄭月娥(キャリー・ラム)』行政長官は、

記者会見で、以下のように述べました。

「私個人が責任の大半を負わなければならない。今回の件は社会における論争、争議、不安を招いてしまった」と認め、「このため、私は香港の全ての人々に心の底から謝罪する」

デモ隊の要求は、『逃亡犯条例』の改正案の完全撤廃と、

林鄭月娥行政長官の辞任です。

18日の謝罪では、この2点について、何も解決していません。

これでは、混乱は収まらないでしょう。

香港政府は改正案の廃案を表明

香港政府は、6月21

「逃亡犯条例の改正作業は完全に停止した」とし、

改正案が廃案となる事実を受け入れる

と表明した。




香港のデモに関しては、以下にも、関連した記事があります。

併せてご覧ください。

さいごに

このページでは、

16日にも起きた、香港のデモに関して、

お伝えしました。

 

今回のデモでは、改正案の撤回に加え、

香港政府トップの『林鄭月娥行政長官』の辞任を、求めていますが、

デモ隊の要求が通るのかどうか、

注目が集まります

 

なお、今回16日のデモ規模に関しては、

数字がハッキリしておりません。

追って、追記していきます。

●17日追記

デモの人数は、200万人を超える見通しのことでした。

 

さいごまで、お読みいただきありがとうございました。