事件

香港の大規模デモの場所はどこ?いつまで続くのか?旅行は大丈夫?

2019年8月12日(月)

香港国際空港は、大規模デモの影響で、

12日中に発着する、全ての便の欠航を決めています。

ご注意ください。

 

2019年7月1日(月)

55万人によるデモが行われました。

7月1日のデモに関しての記事は、以下になります。

 

次の大規模なデモは、

6月26日の夜の予定です。

 

20196月8日から、

香港では、デモ活動が行われており、

6月9日から、『大規模なデモ』へと発展しています

 

この『大規模なデモ』には、

香港の人口が、『739万人』の中、『103万人』が

参加しているとのことです。

 

このような、『大規模なデモ』が続いているため、

香港に、旅行を計画している人などは、

デモの場所はどこなのか?

デモはいつまで続くのか?

と、不安な人がいるはずです。

 

このページでは、

香港で行われている『大規模デモ』について、

デモの場所はどこなのか?

デモはいつまで続くのか?

について、お伝えします。

 

6月14日追記しました。

6月15日追記しました。

6月16日追記しました。

6月23日追記しました。

●7月15日追記しました。

●8月12日追記しました。

 

6月16日に行われたデモにつきましては、

こちらをご覧ください。

⇒ 『香港のデモ16日の場所はどこ?立法会までの約4キロを大行進

17日以降、新しい内容は、↑こちらの記事に追記しています。



香港の大規模デモが行われている場所は?

今回、香港の大規模デモが、行われているのは、

香港の『特別行政区立法会付近』です。

 

香港(HongKong)

立法会総合大楼

デモの行進は、ビクトリアパークから、特別行政区立法会前まで、

行われた模様です。

これは、本当にすごい状況ですね。

香港の大規模デモはいつまで続きどうなるのか?

デモの主催者らの話によると、

9日に、103万人でデモを実施したところ、

目的である、法案の審議を阻止するには、いたりませんでした

改正案の審議は延期

今回のデモに対して、

警察当局は、催涙弾やゴム弾で、デモ隊の排除を試みた結果、

香港メディアによると、『70人以上の負傷者が出たもようです。

 

それを受けて、12日に予定されていた、

逃亡犯条例』の改正案の審議は延期されました。

 

●6月14日追記

立法会(議会)は、14日の審議再開も見送りました。

●6月23日

共同通信によると

香港政府は21日、「逃亡犯条例の改正作業は完全に停止した」とし、改正案が廃案となる事実を受け入れると表明した。

改正案は、事実上の廃案となった模様です。

デモはいつまで続く?

デモを主催した関係者らは、

当初、20日に予定していた採決の日まで、

抗議活動を続けるとしていました

 

今回の審議の延期を受け、いつまで抗議活動を続けるのかは、

わからなくなりました。

 

●6月14日追記

立法会は、20日にも採決すると発表していました。

 

しかし、反対デモの勢いに押されて、

14日の審議再開を見送ったことにより、

予定通りの審議は困難なようすです。

 

民主派団体の『民間人権陣線(CHRF)』は、

16日の日曜日に、再びデモを実施すると発表しています。

 

●6月15日追記

香港政府の『林鄭月娥(りんていげつが)』行政長官が、

15日に記者会見をしました。

そこでは、『逃亡犯条例』の改正を、延期することを発表しました。

 

明日のデモの回避が目的にあるのでしょうか?

 

廃案ではなく、延期のため、

混乱は続くと見ています。

 

●6月16日追記

抗議活動を主導している、民間人権陣線(CHRF)の指導者は、

改正案が完全撤回される必要があるとして、

16日の抗議デモを、予定通り決行する意向を明らかにしました。

 

やはり、改正案の完全撤廃を求めて、

抗議デモを決行するようですね。

 

●6月23日追記

6月17日以降、新しい内容は、↓こちらの記事に追記しています。

合わせてご覧ください。

⇒ 『香港のデモ16日の場所はどこ?立法会までの約4キロを大行進

 

次の大規模なデモは、

6月26日(水)の夜に行われる予定です。

 

●7月2日追記

7月1日のデモに関しての記事は、以下になります。

7月7日

香港では、『逃亡犯条例』改正案に抗議する大規模デモが、

初めて九龍地区で実施されました。

主催者発表では23万人が参加したもようです。

 

香港のデモは、これまで政府機関や金融街のある香港島で行われていました。

しかし、今回は、中国本土からの買い物客が多い九龍地区で行なっております。

 

デモ隊は中国本土からの玄関口『西九龍駅』に集合し、

旅行者らに訴えかけようと、

スローガンの一部を、北京語で叫ぶ参加者の姿もいました。

 

●7月15日追記

7月14日(日)香港の新界地区の沙田で、

『逃亡犯条例』改正案に反対するデモがありました。

主催者発表で11万5千人が参加したもようです。

 

英紙にフィナンシャル・タイムズ(FT)電子版によると、

林鄭月娥行政長官がここ数週間で辞任を申し出たが、中国政府が拒否した。

と報じました。

 

林鄭月娥行政長官が、辞任を望んでも、

中国政府の意向が絡んでいるようですね。

これでは、香港デモはまだまだ続きそうです。

デモは、ほぼ毎週末、香港各地で起きており、

収束のメドは立っておりません。

 

香港政府の意向

香港立法会』は、7月上旬には、休会になります。


そのため、6月中には、

採決に持ち込みたいとの意向を示しています。

 

このようすでは、

6月いっぱいは、不安定な状況が続きそうですね。




在香港日本国総領事館による注意喚起

令和元年6月11日(火)に、

在香港日本国総領事館』による注意喚起が、出ています。

内容は、以下になります。

逃亡犯罪人条例等改正案に反対するデモ活動に注意喚起

6月9日(日)逃亡犯罪人条例等改正案に反対する大規模なデモ行進が行われました。今後も同様なデモ活動等が行われる可能性がありますので、不測の事態に巻き込まれないよう、十分注意してください。

1 6月9日(日)香港ビクトリアパークから添馬公園(香港特別行政区立法会前)にかけて、逃亡犯罪人条例等改正案に反対するデモ行進が行われました(主催者発表103万人、香港警察発表24万人)。総じてデモ行進自体は平和的に秩序だって行われましたが、デモ行進後の深夜に一部残った人間と警察との間で衝突が発生し、負傷者が出ました。

2 同改正案の審議再開が6月12日(水)に予定されているため、当地では今後も引き続き同様なデモ活動等が行われる可能性があります。

3 ついては、香港への渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、報道等からデモや交通等に関する当地の最新情報を入手するとともに、不測の事態に巻き込まれないよう、政治活動の場等には近づかないよう心がけるなど、自らの安全を確保するよう努めてください。

以上、『在香港日本国総領事館』による全文掲載

何のデモ?

今回の香港の大規模デモが、何のデモなのか

解説してします。

 

今回のデモは、

香港で身柄を拘束した容疑者を、

中国本土への引き渡しを可能にする、

逃亡犯条例』の、改正案反対するデモ活動になります。

 

冒頭でも、お伝えしたとおり、

参加人数は、『103万人』にも及びます(香港人口は739万人)。

経緯(理由は?)

香港政府は、2月に引き渡し協定の改定を、提案しています。

 

逃亡犯条例改正案とは?

現在ケースバイケースで対応している、刑事容疑者の身柄引き渡し手続きを簡略化して

香港が、身柄引き渡し条約を結んでいる、20カ国以外にも対象を広げるという内容です。

今回の改正案が成立すると、香港住人だけではなく、

香港に住んだり、渡航した外国人や中国人までもが、中国側からの要請があれば、本土に引き渡されることになります。

 

今回の改正案は、昨年、

香港人の若い女性が、旅行先の台湾で殺害された事件が、

きっかけになっています。

 

台湾で恋人を殺害したとされるは、香港に逃亡しました。

 

香港は、台湾と引き渡し協定を結んでいません

そのため、香港も台湾も、この男を殺人罪の裁判にかけられずにいます

 

今回の、改正案を、改定すると、

協定を結んでいない国・地域の要請で、容疑者を引き渡せるようになるわけです。

 

しかし、一方で、台湾当局は、

この改正案は、香港にいる台湾人を、リスクにさらすものだと主張しており、

強く反対しています

 

もし改正案が成立した場合でも

殺人犯として、この男の引き渡しを求めることは、拒否するとしています。

 

なかなか、状況は複雑のようですね。

法案だけ採決すれば、解決する問題でもなさそうです。

過去のデモ

香港では、過去にも、

2003年に「国家安全条例」案に反対した、50万人規模のデモ行っています。

今回のデモは、それを大きく上回りました。




今回の、香港の大規模デモに関しては、以下に関連記事がございます。

併せてご覧ください。

さいごに

このページでは、

2019年6月現在、

香港で行われている『大規模デモ』について、

デモの場所はどこなのか?

デモはいつまで続くのか?

お伝えしました。

 

今回の、逃亡犯条例の改正案に対するデモは、

根深いものがありそうです。

 

法案を採決すれば、問題が解決するものでも

なさそうですね。

 

香港政府の意向では、6月中には、改正案を採決したい

想いがあり、6月いっぱいまでは、

この騒動は続きそうです。

 

2019年6月11日(火)には、

在香港日本国総領事館』による注意喚起が出ています。

香港への旅行の際には、くれぐれもお気を付けください。

 

6月26日の夜の大規模なデモに続き、

7月1日にも、毎年恒例となる

デモが行われる予定です。

 

さいごまで、お読みいただきありがとうございました。