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新天皇陛下『お言葉』全文を掲載!令和元年6月2日(日)第70回全国植樹祭

2019年6月2日(日)

第70回全国植樹祭』が、『愛知県森林公園』で、行われました。

 

その式典の席で、天皇陛下は、『お言葉』をのべられました。

天皇陛下のお言葉は、11年ぶりのことです。

 

それは、当時天皇であった、上皇さまのご負担の軽減のために、

無くなっていた『お言葉』が、

令和元年の今年から、復活しました

 

このページでは、

2019年6月2日(日)の『第70回全国植樹祭』の式典で、

天皇陛下が述べられた『お言葉』を全文掲載いたします。

 



天皇陛下の『お言葉』全文

第70回全国植樹祭に当たり、ここ「愛知県森林公園」において、
全国から参加された皆さんとご一緒に植樹を行うことを喜ばしく思います。

今、こうして、初めて全国植樹祭に臨み、国土緑化の中心的行事として、
70年にわたり開催されてきた歴史の重みと、

国土緑化に長い年月を掛けてこられた先人の努力に思いをせ、感慨を覚えます。

我が国は、国土面積の三分の二を森林が占める世界有数の森林国です。

健全な森林は、木材を始めとする林産物の供給のみならず、清らかな水、豊かな実りをもたらす大地や海を育み、

さらには地球温暖化防止や生物多様性保全にも大切な役割を果たすなど、私たちに様々な恩恵をもたらしてくれる国民共通の財産といえます。

こうした、森林のかけがえのなさを思うとき、

その保全はもちろんのこと、森林を伐採して利用することに伴い、

再び苗木を植えて育てることを通し、健全な森を次世代のために造っていくことは、私たちに課せられた大切な使命であると考えます。

ここ愛知県においては、林業の活性化や都市部における木材の利用、
さらには,山から街まで緑豊かな愛知の実現に向けた、森と緑づくりを進める取組がなされていると聞き、うれしく思います。

そして、本日表彰を受けられる方々を始め、日頃から各地域において森林や緑づくりに尽力されている全国の皆さんに敬意を表し、そうした活動が、多くの人々によって支えられ、更に発展していくことを期待します。

この度の大会テーマである「木に託す もり・まち・人の あす・未来」にふさわしく、木の利用や健全な森林づくりの輪が、

ここ愛知の地から全国へ、そして未来に向けて大きく広がっていくことを願い、私の挨拶といたします。

以上が、天皇陛下の『お言葉全文になります。

 

天皇陛下は、日本を「世界有数の森林国」と、ご表現なさり、

森林の役割については、木材供給だけでなく、

「清らかな水、豊かな実りをもたらす大地や海を育み、

さらには、地球温暖化防止や生物多様性保全にも大切な役割を果たす」

としました。

これは、ライフワークとして研究している「」問題や、

環境問題に、関連づけて述べられたのでしょう。

 

愛知県が、林業の活性化に取り組んでいることを紹介し「うれしく思います」と、

述べられたのは、国民も愛知県の方々も、嬉しく思いますね。

 

今後は、他の式典でも、

天皇陛下は、『お言葉』を述べられる見通しです。

国民が、陛下の思いを知る機会が増えそうです。

 

なお『宮内庁幹部』は、以下のようにコメントしています。

「お言葉から、陛下が思われていることを感じ取ってもらえたら」

このような機会を与えていただき、感謝の思いです。





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併せてご覧ください

さいごに

このページでは、

2019年6月2日(日)の『第70回全国植樹祭』の式典で、

天皇陛下が述べられた『お言葉』を全文掲載いいたしました。

 

国民は、11年ぶりとなる天皇陛下の『お言葉』が聞けて、

想いを知ることが出来て、良かったと感じた人が多いのでは、ないでしょうか?

 

今後は、他の式典でも、

天皇陛下は、『お言葉』を述べられる見通しとのことなので、

国民が、陛下の思いを知る機会が増えそうです。

 

さいごまで、お読みいただきありがとうございました。