大リーグで活躍する『大谷翔平』選手以来の
高校生『160キロ』の投球で、
話題を独占している『佐々木郎希(ささきろうき)』投手
『佐々木郎希』投手の最高速は、何キロなのか?
気になる方もいるはずです。
結論を言ってしまうと、
佐々木投手は、公式の試合で『160km/h』を出していて、
非公式の試合で、163km/hを出しています。
このページでは、
『佐々木郎希』投手のmaxの投球について、
どのような状況で、最高速を出したのか?
詳しくお伝えいたします。
佐々木郎希プロフィール
名前 | 佐々木朗希(ささきろうき) |
生年月日 | 2001年11月3日 |
出身地 | 岩手 |
身長 | 190cm |
体重 | 86kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投げ右打ち |
出身中学 | 大船渡中学 |
出身高校 | 大船渡高校 |
●経歴
高田小3年の時から野球を始めた佐々木選手は、
2011年の東日本大震災をうけて、猪川小学校に転向します。
その後、大船渡中学では、軟式野球部に所属して、
オール気仙(KWBボールの選抜チーム)で、東北大会準優勝を経験。
大船渡高校では、1年生からベンチ入りして、
2年生の秋から、エースとして活躍しています。
佐々木郎希投手のmax(マックス)は何キロ?
冒頭でお伝えしたとおり、
『佐々木朗希』投手は、公式の試合で『160km/h』を出していて、
非公式の試合で、『163km/h』を出しています。
そのときの状況を解説します。
160キロを出した試合とは?
『佐々木朗希』投手が公式戦で、『160キロ』を投げた試合は、
2019年7月21日に行われた
高校野球岩手大会の4回戦、『森岡第四高校』を相手のときでした。
8回ツーアウトランナーなしの場面で、
カウント0-2から、外角へのストレート、
わずかにストライクゾーンは外れましたが、
球速は『160㎞/h』を表示しました。
163キロを出した試合とは?
一方、163キロを出した試合は、
2019年4月6日に行われた、
U18日本代表候補、30人が集まった合宿の『紅白戦』のときでした。
1人目を三振で仕留めると、
2人目のバッターへの3球目でした。
ストライクゾーンは外れて、ボールとなりましたが、
スピードガンで、『163キロ』を計測しました。
この時のピッチングは、
高校生全国レベルの選手が集まった代表合宿の中、
6連続三振を奪っています。
バッターボックスに立った選手たちは、
「当たらねぇ~」と、口々に揃えていました。
ただし、この『163キロ』の数字は、
中日スカウト陣の構えたスピードガンで計測したもので、
公式の数字ではありません。
通常、誤差は、5㎞/hほどあるそうです。
しかし、
実際にそのスピードガンを手にしていた、
東海地区担当の『清水昭信』スカウトによると、
マウンドでの投球練習の時点で、初速が154キロ出ており、
その時点で、「すごい」と唸ったそうです。
さらに、打者が打席に立つと、球速が上がり、
150キロ台後半の球速が、次々と刻まれていきました。
そして、「今のは速かったな」と、感じた1球、
それが、『163㎞/h』の表示だったと語ります。
しかも、それだけではありません。
清水スカウトは、その次の1球にも、衝撃を受けたと、
次のように語っています。
「クイックで161キロが出たんです。これは、ものが違う、と。人生で、こんな速い球に出会うことはないでしょうね」
この時の合宿を終えて、取材を受けた『佐々木朗希』投手は、
次のようにコメントしています。
「163(キロ)は、春の時点では投げたいと思っていたので、
球速としては投げれて良かった」
クイックでも、161キロが表示された佐々木投手、
目標としても、春までに『163キロ』があったのですね。
これは、公式な数字ではないにしても、
少なくても、160キロ以上は出ていたのではないでしょうか?
今後の公式戦での記録が楽しみです。
幻の163キロ?
『佐々木朗希』投手のmaxスピードについて、
調べていると、次のような誤表示?!
も、あったようです。
それは、2018年9月16日
秋季高校野球、岩手県大会の1回戦のことでした。
2回に投じた変化球が『163キロ』と、表示されたといいます。
変化球ということもあり、
「これは、ウソだろう」
と笑いが起きました。
これまでの主な高校生の最速投手は?
2019年9月現在、
これまでの、主な高校生の速球は、どのくらい出ていたのかというと、
最速は、『大谷翔平(花巻東3年)』選手で、
2012年夏の岩手大会準決勝で、一関学院を相手に、
『160㎞/h』を計測しています。
主な当時高校生の、速球は以下のとおりです。
年 | 名前 | 高校 | 相手高校 | 球速 |
2012年夏 | 大谷翔平 | 花巻東3年 | 一関学院 | 160㎞/h |
2001年夏 | 寺原隼人 | 日南学園3年 | 玉野光南 | 98マイル(約157.7㎞/h) |
2007年 | 佐藤由規 | 仙台育英3年 | 日米親善試合 | 157㎞/h |
2013年夏 | 安楽智大 | 済美2年 | 川之江 | 157㎞/h |
ちなみに、『佐々木朗希』投手は、2年生の時に、
『157キロ』を計測しています。
この時の『157キロ』は、スピードガンが普及した1980年以降、
『安楽知大』投手に並ぶ、高校2年生最速になります。
球界最速投手は?
日本球界最速記録は、『大谷翔平』投手が、日本ハム時代の、
2016年10月16日に出した、『165㎞/h』になります。
また、大リーグの最速記録は、『169㎞/h』です。
アロルディス・チャップマン投手が出した
球速は、『105.1マイル』を計測しており、
それは、『169.14㎞/h』になります。
これは、『ギネス世界記録』になっています。
2018年には、この『チャップマン』投手に並ぶ投手が出てきています。
それは、カージナルスに所属する『J. ヒックス』投手です。
2018年の公式戦で、『169㎞/h』を何度か出しているため、
今後、170㎞/hが出るのではないかと、期待されています。
さいごに
このページでは、
『佐々木郎希』投手のmaxの投球について、
どのような状況で、最高速を出したのか?
詳しくお伝えいたしました。
U18合宿の紅白戦で出した、『163㎞/h』は、
公式戦のものではありませんが、
『160キロ』台は出ていたものと思われます。
高校生の時点で、『160キロ』台が出ている『佐々木朗希』投手、
夢の『170㎞/h』台も、期待できる選手として、
今後も注目です。
肩を壊さないように、じっくりと育っていってもらいたいですね。
『佐々木朗希』選手は、侍ジャパンU18のメンバーとして、
2019年8月30日(金)から、韓国で開かれている
『第29回WBSC U-18 ベースボールワールドカップ』に、参加しています。
以下の記事も、併せてご覧ください。
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さいごまで、お読みいただきありがとうございました。