静岡県牧之原にある、「今も石油が湧く畑」が話題になっています。
話題の場所は、『相良油田の里公園』で、
かつては、『相良油田(さがらゆでん)』として、産油量が『年間721kℓ』あったほどです。
日本でも、石油が出るなんて、驚きました!
そんな、『相良油田』について、詳しく知りたい方もいるでしょう。
このページでは、
静岡県牧之原にある、今も石油が湧く『相良油田の里公園』について、
場所や、『相良油田』の詳細をお伝えします。
相良油田(さがらゆでん)とは?
『相良油田(さがらゆでん)』は、静岡県牧之原市にある油田です。
日本国内の静岡県に、油田があるということに驚きましたが、
現在は、石油の採掘は、行われていません。
1872年2月に、石油が発見された、『相良油田』ですが、
1884年の最盛期には、産油量が『年間721kℓ』もあり
井戸の数は240抗で、約600人が働いていました。
1955年に採油を停止したのち、
1980年11月28日に、静岡県の『指定文化財(天然記念物)』となると、
井戸や簡単な試験ができる設備はそのままに、『油田の里公園』として整備されて、
現在のように公開されています。
相良油田(さがらゆでん)の発見の経緯は?
『相良油田』が発見されたのは、
1872年(明治5年)2月で、海老江村の谷間で、臭気の激しい液体が出ることを聞いた
元徳川藩士の『村上正局(むらかみまさちか)』によって、発見されました。
『村上正局』44歳の時のことです。
村上正局
同年3月に、『村上正局』は、
当時、勝海舟によって、アメリカから招かれていた、
外国人教師の『エドワード・ウォーレン・クラーク』に分析を依頼すると、
それが、石油と判定されました。
以上が、『相良油田』発見の経緯で、
『相良油田発見史覚書』川原崎次郎に、記されていたといいます。
相良油田(さがらゆでん)の質は?
先述のとおり、
最盛期には、産油量が年間721キロリットルもあった、『相良油田』ですが、
その原油の質は、世界的に見ても良質と有名でした。
『相良油田』の原油は、ガソリンや灯油分を多く含んでおり、その割合は、
- ガソリン34%
- 灯油34%
- 軽油22.5%
- 重油9.5%。
と、軽質であり低粘度で、
ウイスキーやブランデーのような色の透き通った液体であると、
分析されています。
相良油田の里公園とは?
先述のとおり『相良油田の里公園』は、『相良油田』が、
1980年11月28日に、静岡県の『指定文化財(天然記念物)』となると、
井戸や設備をそのままに整備されて、公園として開放されています。
公園には、手掘井戸の小屋を始めとし、『相良油田』に関する資料館があります。
アスレチック施設もあり、充実していて、アウトドアが楽しめます。
相良油田の里公園の住所と詳細
『相良油田の里公園』の詳細と場所は、以下の通りです。
施設名 | 油田の里公園 |
住所 | 〒421-0514 静岡県牧之原市菅ヶ谷2525-1 |
お問い合わせ | TEL/FAX 0548-87-2525 (相良油田資料館) TEL 0548-53-2633(牧之原市都市計画課) |
利用時間 | 午前9時~午後4時(無料) *資料館のみ |
資料館の休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日が休館)、年末年始 |
『相良油田の里公園』のある、『牧之原市』は、静岡県中部の南に位置します。
住所は『牧之原市』ですが、『菊川市』『御前崎市』からも、近いですね。
相良油田はナニコレ珍百景でも紹介されました!
2020年5月17日(日)、18時30分~19時58分に、
テレビ朝日で放送の『ナニコレ珍百景』で、紹介されました。
●番組内容
静岡・牧之原…今も石油が湧く畑
MCに、ネプチューンの『名倉潤(なぐらじゅん)』『堀内健(ほりうちけん)』、
珍定委員長に『原田泰造』と、3人が務める番組です。
そんな、『相良油田』ですが、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画にも、
登場したことがあるんです!
相良油田(さがらゆでん)は漫画Dr.STONE(ドクターストーン)にも登場!
『相良油田』は、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画、
『Dr.STONE(ドクターストーン)』に、登場します。
話数は、第94話『黒い宝石の香り』で、
主人公の『石神千空(いしがみせんくう)』は、原始に戻った地球で、
人類を再生させるために、自作の気球に乗って、『油田』を空から発見しようとします。
週刊少年ジャンプ・Dr.STONE・Z94より
そして、『相良油田』を見つけます。
ちなみに、この第94話の表紙は、以下のように、『相良油田』の建物まんまでした。
相良油田の里公園より
この漫画の模様は、『Dr.STONE(ドクターストーン)』11巻に掲載されています。
Dr.STONE(ドクターストーン)とは?
楽天で『Dr.STONE(ドクターストーン)』の1巻を見る
作品名 | Dr.STONE(ドクターストーン) |
原作・原案 | 稲垣 理一郎(いながき りいちろう) |
作画 | Boichi(朴 武直(パク・ムジク)) |
科学監修 | くられ |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
連載開始 | 2017年・14号 |
コミックス | 既刊15巻(2020年5月現在) |
『Dr.STONE(ドクターストーン)』は、
『週刊少年ジャンプ』の2017年14号より、連載されている少年漫画です。
原作は、『アイシールド21』の原作も務めて、
同少年誌で、大ヒットを記録した『稲垣理一郎』氏。
作画は、韓国の漫画家『Boichi』氏(朴 武直(パク・ムジク))になります。
Dr.STONE(ドクターストーン)のあらすじは?
舞台は、地球上の全人類が、一斉に石化するという現象に見舞われた、近未来の地球です。
石化されてから、3,700年たち、『大木大樹』は、長い年月を耐え忍んだ末に、
自由な体を取り戻します。
石化から目覚めた、『大木大樹』は、
一足先に、石化が解けて目覚めていた『石神千空』と再会を果たすと、
彼から、この世界は、およそ3700年が経過している現状、
そして、人類が、石化していることを知らされます。
そんな状況の中、『石神千空』は持ち前の科学力を駆使して、
世界の文明を再建させるという決意を固めているのですが、
そこには、さまざまな困難が待ち受けていて。。。。
さいごに
このページでは、
静岡県牧之原にある、今も石油が湧く『相良油田の里公園』について、
その場所や、『相良油田』の詳細をお伝えしました。
僕は、静岡県に住んでいながらも、『相良油田』のことは、知りませんでした。^^;
漫画の『Dr.STONE』も、毎週ジャンプで読んでいるんのですが、
相良油田のような油田が「静岡県にあったのか!」と、驚きましたね。
『Dr.STONE』は、科学をもとに描かれている漫画で、とても面白くてためになります。
漫画も併せて、お読みいただけたらと思います。
『Dr.STONE』は、アニメ化もされていて、
動画配信サービスの『Hulu(フールー)』では、
シーズン1の全24話を見ることができます。 ↓ ↓ ↓
さいごまで、お読みいただきありがとうございました。