『江原 啓之(えはら ひろゆき)』氏の、
『熱海に集まる若者に失望』のニュースが話題になっています。
スピリチュアリストでタレントの『江原啓之(55)』氏が、
2020年4月1日(水)放送のTOKYO MX『5時に夢中!』に出演し、コメントしました。
とても、素晴らしいことを伝えていらっしゃったのですが、
僕には『違和感』が感じられました。
そこで、その違和感について、
「これ、言うのが本当に恥ずかしくていやなのですが」
述べたいと思います。
このページでは、
『江原 啓之(えはら ひろゆき)』氏が、TOKYO MX『5時に夢中!』に出演し、
『コメント』をした際の違和感は何なのか?
お伝えしていきます。
5時に夢中!での江原啓之氏のコメントとは?
『江原啓之』氏が、『5時に夢中!』で、コメントした内容の詳細は、
以下のとおりです。
大事な人に感染させる事を想像できない絆のない子たち
番組では、『志村けん』さんの死去に続き、人気脚本家の『宮藤官九郎』氏や、
魔進戦隊キラメイジャーで主役を務める俳優の『小宮璃央』さんなど、
芸能界でも感染が広がっていることについて、紹介しました。
それに続き、江原氏は、
「このウイルスの怖いところは看取られないところなんです。看取ることができない。近くに寄れない。それでいてご遺体にも会えない。骨になってからってことになるでしょ」
と、怖いところは『看取られないところ』と、話し始めると、
「志村さんは残念だし、気の毒だったけれども、今日、海外で12歳の少年が亡くなったでしょ。それも看取ることができなかった。本当にかわいそう。若い子においては」
と続けました。
その上でのコメントとなります。
「今こそ大事なのは自律。自分で自分を律するということがとても大事で。私はこの番組でかつて、HNKとかで孤独死とか安楽死とかあおったりなんかしたけど、そこであおることよりも今、これが帰ってきちゃったぞと言う気がしてね。3・11の震災もあったでしょ。あの時に絆って言っていた言葉はどこに行ったんだろ?全く今、絆を感じない。その反動で私たちはコロナウイルスで苦しんでいる気がする」
と、『自分を律することの大切さ』と、『絆を感じない』ことについて、
持論を展開しました。
「自分でこれ言うのが本当に恥ずかしくていやなんだけど、熱海(自宅)から私、来てますでしょ。熱海、若い人だらけなんですよ。すごいんですよ。
それでいて、ぞろぞろ歩いていて、私、もう本当、大人げなく窓を開けて『帰りなさい!』って言おうと思ったくらいなんだけど」
と、『熱海から来たこと』や、『熱海が若い人だらけ』と明かします。
「でも、私は切り替えて、この子たちはかわいそうな人たちなんだと思ったの。親からも(外に)行っちゃいけないと言われないんだと。自分自身が(ウイルスの)媒介となって、おじいちゃんとか、おばあちゃんとか、お父さんとか、お母さんとかに感染させて万が一のことがあるって事を想像できない絆のない子たち。愛されてない子たちなんだと、私は思うんですよね。だから、想像力を持ってごらんって。あなたの大事な人が亡くなっちゃうかも知れない」
このように、『大事な人に感染させる万が一のことを想像できない絆のない子たち』と、
熱弁をふるいました。
さらに、
「熱海に来てくれるのは、とってもうれしいんだけど、熱海でも若い子たちに人気の店とかあるけど、経済のことも大事だけど、お休みする勇気…」
と、『経済について、お休みする勇気』を語ります。
また、
「志村さんの事でもこんな事言うのは失礼だけど、献花台に訪れるのはうれしいけど、そこで人がいっぱいになって、マスクもせずにいたりするのはいかがなものかと思うし、今こそ絆って何なのかを本当に考えるべきなんじゃないかと。私は熱海の恥を伝えるようだけど、これを伝えたくて熱海から来ました」
と続けました。
最後に、
「熱海はお年寄りが多いけど、みんな家にこもっているんです。若い子たちがいっぱい来ているから、バスにも乗れないって」
と、『熱海はお年寄りが多いこと』と『お年寄りは家にこもっている』ことについて、
コメントしました。
以上が、『江原啓之』氏のコメントの全貌となります。
江原啓之氏のコメントのポイント
『江原啓之』氏が、コメントした、ポイントは、以下のとおりです。
●芸能界にも感染が広がっている
●怖いところは『看取られないところ』
●『自分を律することの大切さ』
●『熱海から来たこと』や、『熱海が若い人だらけ』
●『大事な人に感染させる万が一のことを想像できない絆のない子たち』
●『経済について、お休みする勇気』
●『熱海はお年寄りが多いこと』と『お年寄りは家にこもっている』
これらのコメントに対して、感じた違和感は何だったのか?
続けます。
江原啓之氏のコメントの違和感とは?
3つの密を避けて行動する!
最近、よく、『小池百合子』都知事が、会見を開いていることがあるかと思います。
その会見の一つに、『3つの密を避けて行動を』するように、
呼びかけた会見があります。
この3つの密とは、以下のとおりです。
- 換気の悪い密閉空間
- 多くの人の密集する場所
- 近距離での密接した会話
以上の3つに密を避けて行動するように、『小池百合子』都知事は、
会見で伝えています。
この時も違和感を感じたのですが、
この会見場自体が、3つの密の場所になっているんですね。
- 換気の悪い空間で、
- 会見をする側のスタッフであったり、記者たちが集まる場所、
- 会見に対する質問などのやり取りをする会話
と、「3つの密を避けて会見することはできないのか?」と、
思った方も少なからずいると思います。
これと同様の違和感を『江原啓之』氏のコメントから感じました。
先述した違和感のポイントから、紐解いてみます。
- 『熱海から来たこと』
- 『自分を律することの大切さ』
- 『経済について、お休みする勇気』
- 『熱海はお年寄りが多いこと』
- 『大事な人に感染させる万が一のことを想像できない絆のない子たち』
スタジオ収録の違和感
まず、芸能界にも感染が広がっている中、
やはり、危ないことのひとつに『スタジオ収録』があると思います。
先ほどの会見と同様に『スタジオ収録』も、3つの密の場所になります。
最近は、ドラマの収録も控える話も、出てきていますよね。
もちろん、
この番組で『ふかわりょう』さんがおっしゃっていたように、
始まる前に、『体温を測りました』
と、もの凄く気を使っていると思いますし、
コメンテーターの方々も、少し距離が離れているように感じました。
それもあり、もちろん、対策は講じているのでしょうが、
やはり、収録時はマスクはしないわけですし、
違和感は感じるわけです。
そこで、江原さんは、怖いところは『看取られないところ』と
話していたのですが、
怖いところって、感染者の中に『自覚症状がない人がいる』
ところだと思うんですね。
『自覚症状がない人がいる』以上、『体温を測る』ことをしても、
対策にはならないわけです。
江原さんは、コメントで、『経済について、お休みする勇気』についても、話しました。
ここに、熱海からスタジオ収録に行っているという違和感を感じました。
静岡県って、まだそれほど、感染者数が拡大していないんですよね。
4月2日時点で、静岡県内の感染者数は『15人』です。
しかも、静岡県での感染者は、主に西部で出ていて、東部はほとんど出ていません。
熱海市も『0』なんです。
熱海から、東京にスタジオ収録に出て行って、
しかも、『熱海はお年寄りが多い』ことも伝えているんです。
『大事な人に感染させる万が一のことを想像できない絆のない子たち』とも、
コメントしていましたが、
『江原啓之』氏の行動は、その若い人との行動は変わらないと感じるんですね。
僕は、その『江原啓之』氏の行動や、熱海の若い人の行動については、
特に責める気はありません。
もちろん、『江原啓之』さんも、かなり気を付けて行動しているとは、思うんです。
同様に、若い人は若い人で、考えていると思うんです。
しかし、今回の発言に対しては、違和感しかないなぁ。と、感じました。
『熱海はお年寄りが多い』のに、熱海からスタジオ収録は大丈夫ですか?
『経済について、お休みする勇気』を持ちましょう!
『自分を律することが大切』ですよ!
と、いう違和感を感じたわけです。
お年寄りは家にこもっている
先述したとおり、江原さんのコメントに、次のようなものがありました。
「熱海はお年寄りが多いけど、みんな家にこもっているんです。若い子たちがいっぱい来ているから、バスにも乗れないって」
これについては、お年寄りが家にこもることは、
とても、重要なことだと思うんですね。
このコメントだと、若い子はダメで、お年寄りの外出は良いように感じてしまいます。
事実として、お年寄りの方が亡くなっている方が多いので、
お年寄りが家にこもることは、全然良いと思います。
『買い物』『旅行』『外食』は60代の実行率がトップ
●2020年4月7日(火)追記
先述のとおり、若者に苦言を述べていた『江原敬之』氏ですが、
マーケティング分析を手掛けている『クロス・マーケティング(新宿)』が、
全国の20~69歳の男女、計2500人を対象に、
週末に当たる『3月27~29日』に掛けて、WEB上で実施した
次のような、アンケートがあります。
それによると、
「現在、どんな行動を実行できているか」
との問いを、各年代の男女に聞いたところ、
例えば、『商業施設への買い物』は、60代男性が42.8%、60代女性も42%が、
「できている」と回答しました。
その他にも、『家族との外食』や『スポーツをする』など、
他の若い年代が、自粛ムードなのに比べて、
高齢者の実行率は、いずれも、高い割合となりました。
ITメディアビジネスオンラインより
この『ITメディアビジネスオンライン』によると、
若者は将来に対する不安度が高く、自粛には協力的と言います。
熱海に若者があふれているのは本当か?
さらに、3月28、29日は、
熱海の駅前は、賑わっていたと言います。
伊豆新聞の記事によると、次のように熱海の駅前が賑わっている様子を
写真で、とらえています。
これを見ると、そこまで、若者が多いわけではなく、
どの年代も熱海に集まっているのがわかります。
若者が少ないとはいませんが、
やはり、先ほどの全国規模のアンケートや、熱海の実際の駅前の写真を見ましても、
『江原啓之』氏の言うように、特別に若者に失望するような状況とは
思えません。
つまり、江原氏は、たまたま自分が見た、周りの状況をそれだけで判断して、
勝手に若者に失望したのだろうということがわかります。
テリー伊藤氏は冷静に状況を鑑みる
●2020年4月7日(火)追記
一方、演出家の『テリー伊藤』氏は、
4月5日(日)、TBS系列で、放送の『サンデー・ジャポン』で、
世界の状況について、
次のように、次のようにコメントしています。
「2割の人たちはね、自分好き勝手に生きてる人はいっぱいいるわけだから。年代は関係ない10代でも80代もいる。そういう人たちをどう抑えていくか。そこですよ、ポイントは」
この『テリー伊藤氏』の発言こそが、事実をしっかりと受け止めた上での
発言だと思いますね。
TOKYO MXは『5時に夢中!』の休止を発表
●2020年4月7日(火)追記
4月7日(火)『TOKYO MX』は、
『5時に夢中!』『バラいろダンディ』など、
4番組を、8〜17日まで休止すると発表しました。
同局は、7日にも、緊急事態宣言が出されることを踏まえ、
次のように、コメントをしています。
「出演者や社員・スタッフ、番組制作の全ての関係者の感染予防を最優先に考え、報道番組を除く、生放送番組の制作・放送について、下記の通り対応を行うこととしました」
放送継続の生番組は、
『モーニングCROSS』(月~金7:00)と、『田村淳の訊きたい放題!』(土、17:00)。
この2番組は、
「出演者のリモート出演、スタジオ内出演者の座席感覚の意識、社屋・スタジオ入構者の検温、消毒、入構制限など感染防止に努めながらスタッフ、出演者、関係者の安全第一に考え、通常通り放送します」
とし、
一方、放送休止は、
『5時に夢中!』(月~金17:00)
『バラいろダンディ』(月~金21:00)
『週末ハッピーライフ!お江戸に恋して』(土11:00)
『日曜はカラフル!!!』(日11:30)
の4番組。
現時点では、8日から19日までとしているが、
期間延長については、
「今後の情勢を踏まえ、適切に検討・判断してまいります」
としています。
3蜜としてのスタジオ集力に違和感があると、
お伝えして来ましたが、
やっと、現実を受け止めたようです。
生放送は、出演者のリモート出演など、出演者に対する配慮は、素晴らしいですね。
さいごに
このページでは、
『江原 啓之(えはら まさゆき)』氏が、TOKYO MX『5時に夢中!』に出演し、
『コメント』した際の違和感は何なのか?
お伝えしました。
テレビを見ていると、テレビの中のことを、
特別に感じている人も多いようですが、
テレビの中で行われていることも、普通の活動なんですよね。
今回は、江原氏が若者に対する苦言についての違和感を感じましたが、
自分を律する事って難しくて、
そもそも気づくことが難しいことがあります。
このように、記事を書いている自分も、
なるべく家にこもっているものの、
週に3日くらいは仕事で外に出ますし、
マスクはしているものの、どうしても数人の方には会ってしまいます。
完全にゼロ排除は、難しいですよね。
そんな中、マスクをする、人と会話するときは距離を取る、
外出時は人と距離を取る。
そして、帰宅したら、手洗いうがいを徹底する。
ことが、大事なんだと思います。
僕は文中に書いたとおり、熱海に集まる若者や、江原さんについて、
責めたいとは思いません。
スタジオのみなさんも、ちゃんと考えて対策をして行動していると思うんです。
このように、記事を書きながら、自分を律することが出来ればと思いました。
さいごまで、お読みいただきありがとうございました。