近年、日本でミールキットの販売が増え続けています。
さらに、2020年3月現在は、世界的な混乱により、
各種イベントの中止が相次いでいます。
それにより、外出を控える傾向が出てきているため、
『ミールキット』に注目する人が、今後も増えていくことでしょう。
そんな『ミールキット』に注目している人のために、
『ミールキット』の市場規模や、販売会社について調べて見ました。
このページでは、
日本における『ミールキット』の市場規模について、
お伝えします。
日本におけるミールキットの市場規模は?
日本における『ミールキット』の市場規模は、
年々拡大しています。
それにより、『食品通販市場』や『食品宅配市場』が拡大していると、
『矢野経済研究所』が分析しています。
ここでは、『食品通販市場』と『食品宅配市場』の動向について、
お伝えしていきます。
食品通販市場の市場規模の推移
食品通販市場とは、
- ショッピングサイト
- 生協
- 自然派食品宅配
- ネットスーパー
- コンビニの宅配
- 食品メーカーによるダイレクト販売
これらの通販市場を対象としたものです。
2013年度の『3兆305億円』~2017年度は『3兆5,964億円』と推移しています。
さらに、今後の予測として、
2019年度~2022年度の予測は、以下のとおりとなっており、
2022年度には、『4兆966億円』に達すると見込んでいます。
参照:通販通信
食品宅配市場の市場規模の推移
食品宅配市場とは、
- 在宅配色サービス
- 食材宅配
- 宅配ピザ
- 宅配寿司
- 外食チェーン・ファストフード宅配
- 牛乳宅配
- 生協
- ネットスーパー
これらの、食品群の宅配市場を対象としたものです。
2013年度の『1兆9,145億円』~2018年度は『2兆1,399億円』と推移しています。
さらに、今後の予測として、
2019年度~2022年度の予測は、以下のとおりとなっており、
2022年度には、『2兆4,172億円』に達すると見込んでいます。
『ミールキット』はこれらの『食品通販』と『食品宅配』の市場を拡大させている
と言えます。
参照:流通ニュース
ミールキットとは?
『ミールキット』とは、食事を調理するために必要な材料のセットのことです。
その材料は、カット済みになっていて、調味料などと一緒に、レシピまで、
セットになっています。
このように、食材を切ったり、軽量したりする手間を省いて、
すぐに料理が出来てしまう料理キットのことを『ミールキット』と呼んでいます。
ミールキットの歴史
『ミールキット』の歴史は、
2007年に、スウェーデンの『Middagsfrid』社が新しいビジネスモデルとして
サービスを始めました。
その後、アメリカでは、
2010年に『Gobble(ゴブル)』社がサービスを開始して、
2012年には、ドイツの『Hello Fresh(ハローフレッシュ)』社、
『Plated(プレーテッド)』社、『Blue Apton(ブルーエプロン)』社、
2013年に『Home Chef(ホームシェフ)』社と続きます。
2016年には、約150社のミールキット販売会社が存在するまでになりました。
日本のミールキットの歴史
日本では、歴史は古く、
1975年に『ヨシケイ』が食材宅配サービスを開始しています。
現在のような『ミールキット』としては、
2013年にマザーズに上場した『オイシックス』が、
同年7月に、ミールキットの『Kit Oisix』の展開を始めたことにより、
ミールキットとして、注目されることとなりました。
kit Oisix
2020年現在の『オイシックス』は、『らでぃっしゅぼーや』と『大地を守る会』
と経営統合して、『オイシックス・ラ・大地』として、
日本の『ミールキット』市場のシェアを誇っています。
ミールキットの販売会社
『ミールキット』を販売している会社をまとめてみました。
生協
会社名 | 主な商品 |
おうちCO-OP | らくうまミールキット |
パルシステム | 日分の時短ごはんセット |
コンビニ
会社名 | 主な商品 |
セブンイレブン | |
ローソン・ローソンフレッシュピック(ロピック) | キッチント |
スーパー
会社名 | |
イオン(トップバリュ) | クッキット |
ミールキット専門会社
会社名 | 主な商品 |
YOSHIKEI(ヨシケイ) | Cut Meal |
オイシックス・ラ・大地 | Kit Oisix |
MASMASA | 真空調理ミールキット |
ニューアクション | Tasty Table |
kurashiru |
通販会社
会社名 | 主な商品 |
ベルーナグルメ(NICOMOG・にこもぐ) | いつでも超速10分おかずkit(サブスクリプション型) |
さいごに
このページでは、
日本における『ミールキット』の市場規模について、
お伝えしました。
ここ数年、ずっと右肩上がりの『ミールキット』市場ですが、
今後も、ますます増えていくのではのないかと思います。
注目の市場ですね。
さいごまで、お読みいただきありがとうございました。